窓とかペンギンとか

インフラエンジニアの色々備忘録 少しでも情報を発信できたらなと思いブログを作ってみました。 このブログの内容は個人の見解であり、所属する組織の公式見解ではありません. 趣味のこと等も書きます(たぶん)

足首の離断性骨軟骨炎を全身麻酔にて手術したお話

 足首に離断性骨軟骨炎という病気を発症し、治療の為手術を行ったのだが、
 個人的には動けないという意味でだいぶ辛い闘病生活だったので、その時の記憶をメモしておこうと思う。
 
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↑この骨が剥がれている所が問題個所↑

項目

  • 手術するまでの経緯
  • 病院選び
  • 診察
  • 入院前に準備した方がいいもの
  • 手術日当日(全身麻酔レビュー)
  • その後

◆手術するまでの経緯

 実は病気としては学生自体に一度診断を受けていて分かっていたのだが、
 非常に怖がりで手術を受けるのがイヤだったのと、翌日には痛みが無くなっているパターンが多かったので、2017年5月頃まで放置をしていた。
 
 具体的な症状としては、下記を繰り返す感じだった。
  1.歩いているときにに足首に違和感を感じる(軟骨がずれるような感じ)
  2.軟骨がずれ歩く度に顔が歪むような激痛がはしるようになる。(こちらは稀に)
  3.知らぬ間に治る

 2017年に入ってからは1の状態を引きずっている事が多く、足首を守るような動きをするせいか歩き方等が変になっていた。
 そして遂に会社内で2の激痛がはしる状態になってしまったので治療を決意した。
 (非常にご迷惑をかけるにも関わらず、会社の方々は応援してくれたので非常に嬉しかったのが記憶に残ってます。)

◆病院選び

 だがどこの病院で受診するかという問題があった
 足首の離断性骨軟骨炎は非常に発症例が少ない病気らしく正直手術がかなり怖かった。
 なのでエンジニア的な発想として「できるだけ回数をこなしている病院」にて治療を行いたいと私は思っていた。
 だがよく調べ方等もわからず、整形外科+近場+建物キレイ+評判が良い(別の病気だらけだが)という結果で某総合病院で受診した。
 
 レントゲンを撮り診断してもらった結果…


 かなり遠めの別の大学病院を紹介された(;^ω^)

 ただ大学病院では足関節専門の教授が有名な方がいるらしく、
 そこで治療を受けた方がより良い治療ができるだろうという事なので紹介してくれた。
 インターネットで調べても学会等で数多く発表している凄い教授だったので、そちらで治療を受けることにした。
 (その総合病院で見てくれた先生も紹介してくれた大学病院にて勤務されているので安心できたのもあるけど)

 病院によって得意分野があったりするみたいなので、事前に調べてみることをお勧めします。

◆診察(初回診察 / 手術前事前検査 / 手術説明)

[初回診察日]
 きちんと紹介してもらった教授に見てもらえました。(よかった)
 わりかしフランクな方だったのを記憶している。
 
 CT・MRI等を受診
 手術内容の概要を聞く。
 手術としては足の骨を切断して、浮いた軟骨を摘出、別の場所から摘出した軟骨を移植ボルト止め(溶けるやつ)、更に切断した足の骨をボルト止め
 実際の手術内容を聞くとかなり緊張間があがってくる。

 手術後2週間もすればスキップできるようになるよ~ と仰っていたので
 この時にアレ?意外と大したことない手術なのかなという気持ちになっていた。

[手術前事前検査日]
 血液検査とか肺活量検査とか…
 まぁどんな手術でも事前に行うやつですね
 1日拘束されるのがかなりきついです。大学病院は待ち時間が半端ないので暇つぶしできるものを持っていくと良いです。

[手術説明日(入院日当日)]

_人人人人人人人人人人人人人人_

> 教授まさかの風邪でダウン <

 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

 別の方から手術の説明を受けた。
 具体的には…

 1.右足の右側から移植用の軟骨摘出を試みる
    ダメな場合…右膝から摘出する   (膝を切る)
    更にダメな場合…右腰から摘出する  (右腰を切る)
 2.足の骨を切る,浮いた軟骨を取り出す(削り出す?)
 3.抽出した軟骨を削った所に溶けるボルトで固定
 4.切った足の骨をボルトで固定

 (´д`)私(うええ・・・まじ痛そう、むしろ聞くだけで痛い)
 (´д`)私「えっ…これって最悪手術終わったら右膝と右腰に穴を開いてる可能性があるってことですか?」
 (-_-)医者 「まぁそういうことですね。」
 (´д`)私「…」
 (-_-)医者 「あと実際はすぐ歩くなんてできませんから…リハビリ頑張ってくださいね」
 (´д`)私「あ、はい…(教授のスキップの発言はなんだったんだ…)」

 そして入院生活が始まったのである…

◆入院前に準備した方がいいもの

 エンジニア寄りな荷物ですが…
  ①.ノートPC,タブレット,WiFiルータ等(Amazonプライムビデオで24全部見れたぜ…)
     入院中殆どベッドの上です。まず動けません。
     なのでベッドの上でノートPCやタブレットが使えるだけで生活がかなり快適になります。
     #病院によっては院内利用禁止等があるので事前に確認しておきましょう。
     私は個室にて入院したので特に問題はありませんでした。

  ②.WiFiルータ等
     ネット接続できないと暇だよ。

  ③.シャンプー,リンス,ボディーソープ
     術後2週間くらいするとようやくシャワー入れます。

  ④.ボディタオル/ウエットテッシュ
     術後は当分お風呂やシャワーを浴びることができなくなります。
     拭くだけでもだいぶ変わるので持っていくことをおすすめします。

  ⑤.松葉杖
     1日100円だか200円で借りれたのですが、
     この病気はリハビリ期間が非常に長いためレンタルよりAmazonで買った方が安い。
     退院時に注文でもいいと思います。(私は退院2日前くらいに注文しました)

◆手術日当日(全身麻酔レビュー)

 私の手術は2番目で午後からということであった。
 午前の手術次第では予定時刻より遅れることがあるということである。
 結局予定時刻通りにはお迎えは来ず、非常に緊張した時間を体感していたのを覚えている。

 術前に血圧を測ったら、緊張からか死ぬ手前のような低血圧だった。

 (´д`)私「…」
 (´д`)私「…」
 (´д`)私「…」
 (´д`)私「…(怖え…)」
 (´д`)私「…(手術時間を1時間超えてもお迎えこない…)」
 (-_-)ナース「はい、窓さんいきますよー」
 (;-;)私「はい…(うおええええええ…こえええ死ぬ)」

 手術室前
 (-_-)ナース「はい、こちらですねー」
 (;-;)私「…(まじ泣きそう死ぬ)」
 (;-;)私「…(データセンターの匂いがするんだが?)」
 (-_-)ナース「こちらの部屋(手術室)になりますー」
 (-_-)ナース「このベッドに寝てくださいねー。」
 (´д`)私「…(緊張しすぎて気持ちわりいいおえええ)」

 麻酔科医が心電図やらを装着していく。
 
 機械「ピー!ピー!ピー!ピー!ピー!」
 (´д`)私「…!!?!?!?!?!?!?!?(死ぬうううう)」
 (-_-)ナース「ちょっと緊張して血圧があれですね、リラックスしましょうねえ」
 (´д`)私「…!!?!?!?!?!?!?!?(relaxできねえよ…)」

 もう恐怖から半分泣いていたといっても過言ではない。

 (-_-)麻酔科医「じゃあ足にブロック注射していくから、エコーでちょっとみさせてねー」
 (´д`)私「…(ブルブルブルブル)」 ←ただエコー当ててるだけなのに恐怖でダメな人
 (-_-)麻酔科医「じゃあブロック注射していくねー、最初痛いけど最初だけだから我慢してねえ」
  ズブリュ
 (´д`)私「…(イテエエエエエエエアアアア!!!!)」 ←恐怖で痛さが倍増している人
  ズブリュ ズブリュ ズブリュ バキッ 5か所くらい刺した気がします。
 (´д`)私「…(バキッテナンダアアアアオエエエイテエエ)」
 (-_-)麻酔科医「え?まだ痛いですか?」
 (´д`)私「イタイデス…」

  正直思い返すと指すとき痛いだけで
  そのあとの痛みはなかったと思う。
  ただ太い針を思い切り太ももの中まで押されている感触が気持ち悪かった。
  それが自分の中で痛みに変換していた感じですね…スマン先生…

 (-_-)麻酔科医「んじゃあ終わったからガスいれていくからねー」
 (´д`)私「あ、はい…(遂に死ぬのか…)」
 (-_-)ノ(スチャ
 (´д`)私「あ、つけらr…」

_人人人人人_
> 意識断 <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄

1秒も感覚なく手術は終わります

_人人人人人人_
> 意識再開 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄

 体感として本当に一瞬で終わります。
 本当にびっくりです。夢すらみません。
 死ぬときもこんな感じなんですかねえ…まさに無って感じでした。

 (-_-)麻酔科医「まどさーん終わりましたよー呼吸してくださいー」
 (´д`)私「(?!そうだ手術を…!?スーハースーハー)」
  呼吸の管を抜かれる
 (´д`)私「(う…足首がめっちゃ痛い…、ちんkも痛い…ああ尿管…膝に穴アイテナイヨカッタ)」

  ガラガラ部屋へ運ばれる私

 (´д`)私「(やばい足首がまじ痛い…なんだこの痛みイテエ麻酔きいてんのかこれ)」
 (´д`)私「(イタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ)」

 もうこの日は夕方くらいには部屋に戻ったのですが朝まで地獄でした。
 痛み止めも投与してもらったのですが、まず基本痛いです。寝れません。

 痛みを何度も申告して入れてもらった医療麻薬
 唯一寝れた?意識が飛べた?のは医療麻薬だけでした。
 痛すぎて最初から入れておいて欲しかったレベルでした。
 ただあれは呼吸を自分でできてるのかよくわからん気分になった。

とりあえず初日をまとめると「ただ痛い」

 全身麻酔は「本当に一瞬で終わる」

 こんなんで手術日を終えました。

◆その後

[1ヶ月目]
 2日目からは1日目ほどの痛みは感じなくなります。(痛いは痛いですけど)
 1週目)ひたすらベッドで動かず耐える期間が1週間です。
 2週目)車いす移動が許可されます。 ようやくお願いして髪の毛が洗えます。
 3週目)リハビリ…松葉杖の使い方とか学びます。
4週目)退院(但し松葉づえ必須,手術した方の足の加重禁止

[2ヶ月目]
 ひたすら動かず耐えます。松葉づえなのでそこまで移動はできず。
 リハビリ通院の日々

 [3か月目]
 半荷重許可(半分の体重をかける許可がでます。)
 リハビリ通院の日々

[4ヵ月目]
 全過重許可(ようやく歩く訓練です。)
 リハビリ通院の日々

 大体こんなスケジュールです。
 4か月後には歩けてるって感じですね。
 (歩き方はすこしぎこちないですけど)